

マウンテンバイクで風と緑の中を走る

はじめの一歩を踏み出そう!
ビギナートライアスリートのためのイベント
「はじめよう!トライアスロン2019」開催

文・松崎祐子
11月21日(土)〜22日(日)の2日間、一般社団法人e-Mobility協会が主催する『E-MTB WORLD 2020』が、神奈川県横浜市「フォレストアドベンチャーよこはま」にあるMTB専用コースで開催された。
「e-MTB」という乗りものに馴染みのない方も多いと思うが、要は電動アシスト付マウンテンバイクのこと。街乗りタイプの電動アシスト自転車はすでに一般に浸透しているが、近年はスポーツタイプの自転車にも電動アシスト付が増えてきている。
特に起伏のある山道を走るMTBでは、電動モーターによるパワーアシストの恩恵は大きい。上りがラクに走れるし、長距離ライド時も疲れが軽減できる。体力に自信のない女性やオフロード初心者でも、乗ったその日から MTBの楽しさを感じられるというのも大きなメリットだ。
イベントでは最新のe-MTBが大集合。参加したブランドはヤマハ、ベスビー、ボッシュ、コラテック、ネスト、パナソニック、シマノ、スペシャライズド、トレック、メリダ、ミヤタの全11社。日本で展開されているe-MTBメーカーをほぼ網羅し、国内では最大級の試乗イベントとなった。
試乗の舞台となったMTBコースは、初級、中級、上級者向けの3コースが設置されるので、自分のスキルに合わせて走ることができる。試乗時間内であれば何度でも走れるため、初級コースから始めて慣れてきたら上級コースを走るということもできる。
この試乗会では複数のブランドのバイクを乗り換えながら試乗することで、各モデルの特徴を感じとることができる。メーカースタッフから直接アドバイスを受けたり質問できることもポイント。
今回の試乗会に参加した「EIGHTH」編集長・河西も、「自力で漕いだら1周で疲れきってしまうコースも、e-MTBなら軽々と上り、曲がり、ジャンプできる。すっかりハマってしまい、次々乗り換えつつ10数周も走ってしまった」と話す。
e-MTBは、ビギナーには少々ハードルの高かったMTBライドの楽しみを身近にしてくれるだけでなく、すでにMTBを嗜んでいる人にも新たな魅力を感じさせてくれそうだ。