話題のe-bikeからドーナツまで。
自転車をまるごと楽しむイベント
「ヨコハマ・サイクルスタイル 2019 スイートホリデイ」

文・写真/今 雄飛

6月8日(土)~9日(日) 、横浜・赤レンガ倉庫を舞台に開催された「ヨコハマ・サイクルスタイル 2019 スイートホリデイ」。スポーツバイクの試乗や、オシャレなサイクルアパレルの販売など、自転車にまつわるさまざまなカルチャーに触れることができるイベントに参加してみた。

大人気の「e-bike」が勢揃い

会場の赤レンガ倉庫を訪れると、そこはもう自転車のお祭り。 国内外の人気自転車ブランドのブースで最新モデルの試乗ができるだけでなく、日常でも身につけたくなるサイクルアパレルも豊富。 自転車のあるライフスタイルの楽しさが伝わってくる。

特に目を引かれたのが「e-bike」。自分の中では「自転車=人力」だったが、近頃は少し違うらしい。モーターでペダリングを助けてくれる電動アシスト自転車がどんどん増えているのだ。

世界で初めて電動アシスト自転車を開発した「ヤマハ」のブース。
人気のe-bike「YPJシリーズ」には多くの人が集まった。

しかも、従来のようないわゆる「ママチャリ」や「子乗せ」タイプではなく、「e-bike」と呼ばれる“スポーツタイプ”の電動アシスト自転車がブームになりつつあるらしい。自転車の本場ヨーロッパでは既にe-bikeが一般化していて、通勤はもちろん、マウンテンバイク(MTB)にモーターを搭載したe-MTBが特に人気を集めているそうだ。彼の地ではアシストパワーの制限がなく時速40㎞以上(!)のスピードを出せるモデルもあり、オートバイ代わりにも使う人もいるとか。そんな世界的なe-bikeブームを背景に、ここヨコハマ・サイクルスタイルでも多くのe-bikeが展示され熱い注目を集めていた。

ミヤタとメリダ、2ブランドのe-bikeをランイナップするミヤタブース。 
一見、そうは見えないがれっきとしたe-bike。
折りたたみできるTern Bicycles(ターンバイシクルズ)小径車タイプ。
バッテリーをフレーム形状に合わせて設計。
スタイリッシュなデザインが際立つBESV(ベスビー)のe-bike。

e-bikeだけじゃない。横浜にぴったりのオシャレなバイクも

e-bikeはブームではあるが、そればかりではない。ヨコハマの風を感じながら走れるような自転車も多数展示されていた。赤レンガ倉庫というオシャレなスポットだったせいか、展示されている自転車もかなりオシャレ。

ロシア・サンクトペテルブルク生まれの自転車ブランドSHULZ(シュルツ)。
木製のキャリアを装着するなど、一風変わったパーツチョイスが特徴。
折りたたむと約60㎝四方の箱にすっぽり収まるフォールディングバイク「ブロンプトン」。
こちらは軽量のカーボンフレームを使用したサヴァーン製の自転車。
“折りたたみ”にカーボンを採用したモデルは珍しく、注目を集めていた。

キッズ向けのイベントも充実

スバルブースで行われた「ロードバイクシミュレーション」。

一般的に自転車イベントは大人向けのものが多いが、ヨコハマ・サイクルスタイルは親子で楽しめるコンテンツも充実していた。特にスバルブースは、親子でロードバイクの乗り方をマスターできる「ロードバイクシミュレーション」をはじめ、「ラダー」や「ミニハードル」というトレーニング機器を使用して、自転車やかけっこに使える運動能力を高める「子ども体力チャレンジ」を実施。さらに、ゲーム感覚で道路を走るための交通ルールやテクニックが習得できる「チャレンジ自転車免許」は、7つの障害をスムーズにクリアすると見事免許がもらえるという、子どものやる気を刺激するコンテンツ。

「子どもチャレンジ」は未就学児でも参加OK。小さなお子さんもお父さんと一緒に楽しそう。
「自転車免許」は自分の写真も掲載されていて本格的!

また、ペダルなしの状態から、簡単にペダルが取り付けられる「へんしんバイク」を使用して、わずか30分で自転車に乗れるようになるという人気のコンテンツも実施。行列ができるほど大好評で、多くの子どもたちがこの2日間で自転車デビューを果たしていた。

こんなに小さな子どもでも、30分後には自転車に乗れるように!

自転車にまつわるオシャレなブースも

自転車以外に、ウェアやパーツなどのブースも見所の一つ。サイクルアパレル・アクセサリーを製造・販売している東京ライフがプロデュースする「BIKE JAM」は、人気サイクルブランドのアイテムが数多くラインアップされ、物欲が掻き立てられるショッピングエリアだ。このエリア目当てに遠方から自転車に乗って訪れる人もいるとか。

サイクルキャップ。オシャレでかわいいデザインは、
街着のアクセントとしてコーディネートしてみたくなる。
メリノウールを100%使ったマグリアーモのサイクルジャージ。
「暑いんじゃないか?」と思ってしまうが、着てみると意外なほど涼しい。
消臭効果もあってかなり機能的。
その場でTシャツを作ってくれる「白いTシャツと黒いバイク」の限定アイテム。
シンプルそうに見えて主張あるデザインがポイント。
試乗を楽しんだ後は、カフェコーナーでひと息。
コーヒーとドーナツを手に会場を散歩するカップルの姿も。
横浜のご当地アイドル「ポニカロード」のライブも会場を盛り上げていた。
ロードレースで必ずといって良いほど目にするスバルのサポートカー。

各メーカーの最新モデルに加え、自転車×体験、自転車×ファッション、自転車×カフェなど、自転車にまつわるモノコトが一堂に集まったヨコハマ・サイクルスタイル。自転車の楽しさをさらに広げてくれるイベントだった。