NEW 508で行く湘南クルーズ 
言い訳のいらないフランス車。
“大人の男”に似合う新型プジョーが登場。

取材協力/プジョー・シトロエン・ジャポン(株)/レストラン ラ・マーレ
文/今雄飛 写真/三浦孝明

エクステリア、インテリア、そして走り。それらのすべてが新しくなったというプジョーのフラッグシップ「508 GT BlueHDi」。海沿いの街をドライブしようとクルマ好きの友人を誘ったが、当日は雨。しかし508は雨のドライブでも楽しくさせる魅力が詰まったクルマだった。

萌え出た新緑に柔らかい日差しがそそぐ中、人もまばらな海岸を走る。しかもクルマは新型のプジョー508。なんとも心をくすぐるシチュエーションを想像してドライブのプランを計画したが、当日はあいにくの雨。

「雨の日のドライブはあまり気が乗らないな…」というEIGHTH編集長河西とは対照的に、「雨のドライブって結構好きですよ」と言うのは阿部ちあきさん。楽し気な彼女の様子にカワニシも少し気分を持ち直して、灰色の空に向かって走り出した。

阿部さんは一見、柔らかな印象ではあるが、イタリア車、ドイツ車などを乗り継ぎ「今はフランス車にも興味がある」という、かなりのクルマ好き。「フランス車には一番乗っているかもしれない」というカワニシと車中での会話が弾む。

二人の好みが一致したのは、欧州車の中でもフランス、イタリアなどラテン系のクルマが特に好きだというところ。

「華やかさという点ではイタリア車ほどではないけれど、フランス車には“程のよさ”があると思う。クルマを生活の道具として考えているところが、僕は好きなんです。だからこそ日々乗っていると、どんどん馴染んでいく。この508は、あ、プジョーが変わったな、と思わせるデザイン的な進化を感じます。単純に派手になったというわけじゃなくて、しっかりと地に足がついた進化という感じがします」

「車名をボンネット中央でこんなに自己主張しているクルマも珍しい(笑)。こんなところにもくすぐられる(河西)」
鬱々とした天気も吹き飛ばすような解放感のあるパノラミックサンルーフを装備。
特殊ガラスを使用しているため、晴天時には紫外線や熱をカットし、天候に関わらず室内は快適。

2.0ℓ クリーンディーゼルの快適な走り

湘南へと向かう横浜横須賀道路に乗り、軽くアクセルを踏み込むと、まるで浮遊していくような加速を感じる。この508はディーゼルモデル。低回転域からの力強さが印象的だ。
「フランスをはじめヨーロッパではもともとディーゼル車が多いんですよね。低回転からトルクがあるから、アクセルを踏み込まなくても力強い加速が得られる。ガソリンエンジンしか知らない人が乗ったら驚くでしょうね、今のディーゼルは音も静かだから、かつてのイメージとはぜんぜん違いますよね。それに軽油は安いから給油のたびにちょっと嬉しいでしょ(笑)」

「ディーゼル=トラックというイメージがありましたけど、この508に乗ってイメージが変わりました。今は女性の間でも“ディーゼルっていいらしいよ”って話になっているみたい。やっぱり奥様にはコストの部分が気になるみたいですね。私もこんなディーゼルなら乗ってみたい」

ランチは葉山の「レストラン ラ・マーレ」で

ランチの場所として選んだのは、葉山にある「レストラン ラ・マーレ」の1階、カフェ・ブラッセリ―。
「ここは若いころ、ちょっと背伸びしてドライブデートに来たことがあったなあ。海沿いの本格フレンチのレストランなんて、若造の僕にはすごく敷居が高かった。でもいまこうして来てみると、なんだか自分が大人になったなって感じがして、しみじみしちゃう」

「確かに当時を知る人からは、ちょっと敷居の高いイメージで見られているみたいですね。ただ最近、カジュアルに使っていただけるように1階を改装して、カフェ・ブラッセリ―としてオープンさせました。2階はこれまでのように本格フレンチですが、1階はドレスコードもなく、お子さんでもご利用いただけるようになっています」とシェフの大友秀幸さんは語る。

“カジュアル”になったとは言っても、地元・相模湾で摂れた新鮮な魚介類を使ったメニューは本格的だ。特に創業者、熊谷喜八のレシピを受け継いだブイヤベースは「マルセイユで食べたのと同じ味だ!」というお客さんもいたとか。

「自分がアメリカで10年修行をしていたこともあり、キュイジーヌ的な味付けをしているところもあります。伝統を大切にするだけじゃなくて、料理を提供した瞬間や食べた瞬間に驚き、インパクトがある料理を常にお出しできるようにしています(大友さん)」

ラ・マーレ風ブイヤベースランチ(3,300円)。骨付きのお魚(この日はホウボウ)にホタテ、エビ、つぶ貝などがたっぷり。温かさを保つため、土鍋で提供される。

ビーフ、ポーク、お魚の中からメインを選んでオーダーできるセット「サーフ&ターフ(2,000円)」。せっかく葉山に来たのだからと阿部さんは鰆のグリルをチョイス。鰆の新鮮さにも驚いたが、ロメインレタス1/4がそのまま提供されるサラダにもビックリ!

「これ、自分でカットして食べるんですよね(笑)。こんなスタイルは初めてですが、会話も弾んでいいかも(阿部さん)」

カフェ・ブラッセリ―は海が見えるテラス席のほか、ゆったりとくつろげるソファ席も。
「近所の方は散歩がてらにフラっと立ち寄られる方もいらっしゃいますよ。ブラッセリ―には本格フレンチのメニューもありますが、チーズバーガーやパスタなどのメニューもあります。お気軽にご利用ください(大友さん)」

ランチ後のドライブも「508」話が尽きず

ランチの後は、海沿いの道をドライブ……の予定だったが、相変わらずの雨。時折雨も上がるが、今日は一日クルマの中で過ごすことに。ただ508でのドライブがすでに楽しくなっているカワニシ。

航空機の操縦席をイメージさせるようなコクピット周りが特にお気に入り。「フランス車のシートはかけ心地がいいので知られてますが、やはり508も抜群ですね。ふわりと柔らかく、でもしっかり身体を支えてくれる(河西)」

コンパクトなステアリングの上からメーターを見る、プジョー独自の「i-Cockpit」。ハンドルの操作性もいい。
「Apple CarPlay」「Android Auto」を搭載。
スマートフォンを接続するだけで音楽はもちろん、通話、メッセージなどをタッチスクリーンで操作できる。
二人ともドライブといえば、オリジナルテープを作った世代だったが・・・。
リアデザインも秀逸。
「レトロフューチャーというか、ボリューム感のあるリアビューは昔のアメ車を思い起こさせる(河西)」
バンパーの下で足を動かすだけでテールゲートが自動的に開く。
開口部が広く、ラゲッジスペースはスマートなデザインからは想像できないほどの大容量を誇る。
まるで「キバ」のように下側に伸びたコーナリングランプが今後のプジョーのアイコンになるとか。
路面状況に応じて、電子制御でコントロールするアクティブサスペンションを採用。
「サスに加えて、4つのドライブモードが選択できる。スポーツとコンフォートはかなり分かりやすく体感できる(河西)」

移動すること自体を楽しめるクルマ

「これまでフランス車といえば、どこかしらガマンをするところ、つまり足りないところがあると感じることが多かった。でも“アバタもエクボ”というか、デザインや乗り心地にそれを上回る魅力があったから、僕としては気にならなかったんですよね。でもこの508に乗って、そうした“足りない”ところがなくなっていると思いました。安全装備は他の欧州車や国産車に引けを取らないほど充実したし、ちょっと弱かったインフォテイメント装備も不満がなくなった。走りや乗り心地はむしろ優れているし、デザインもね(河西)

「移動をただの作業にせず、その時間を積極的に楽しみたい」というのがこの「EIGHTH」のコンセプト。そういう意味で、楽しく、心地よく、スタイリッシュに移動を楽しめる新しいプジョー508は、まさに注目の1台と言えるだろう。

PEUGEOT 508 GT BlueHDi
4,920,000円(税込)~

SPEC
■プジョー508GT BlueHDi
■ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4750×1860×1420mm
■ホイールベース:2800mm
■車重:1660kg
■エンジン:2リッター直列4気筒 DOHC ディーゼル ターボ
■トランスミッション:8段AT
■最高出力:177ps/3750rpm
■最大トルク:400Nm/2000rpm
■タイヤ:(前)235/45R18 98Y/(後)235/45R18 98Y
■燃費:16.9km/リッター(WLTCモード)

【レストラン ラ・マーレ】
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内24-2
営業時間:ランチ  11:30~14:30(ラストオーダー)
     ディナー 17:30~21:00(ラストオーダー)
*定休 月曜日 (祝日の場合は翌平日が休業)
問い合わせ:046-875-6683
https://lamaree.chaya.co.jp/