「車も洋服も気分に合わせて」

文・写真/水上みみ

突然ですが私のミニのお気に入りポイントは、初代ミニらしいキラキラな目とメローイエローなボディカラー。それとチェッカー模様のドアミラーです。前の記事でもお話ししたように、私は車を少しカスタムしているのですが、それでも色とか模様とかに手を出すのはなかなか難しいなあと思う今日この頃です。(たまに無性に他の色の車に乗ってみたくなっちゃう)

少し前になるのですが、インスタにミニの写真を載せたら大学時代の友人から車に絵を描かせて!と連絡が。彼は普段グラフィティ(スプレーを使った落書き)やミューラル(壁絵)の作品を作っているストリート系のグラフィックアーティストをしています。車にペイントってあまり想像がつかなかったけど、面白そうだしやってみようということで、8月の炎天下の都内某所で突如ライブペイントが始まりました。

GoProでメイキングムービーを作る友人

ペイントに使ったのはマスキングカラーという塗料剤。一見普通の絵の具みたいだけど、乾くと固まって、水でぬらすとマスキングテープのようにぺりぺりと剥がせる。もともとは工場などで印付けに使われていたものみたいで、それで絵を描くという斬新なアイデアです。

早速ペイントがスタートして友人は下書きなしにボディへ直に絵を描いていきます。私が不安そうな表情をしていたのか、絶対素敵なもの出来るから大丈夫!失敗に見えるような箇所があってもそれも含めて作品になるんだよ、とストリートアートの極意を教えてくれました。さすがアーティスト。

途中ちょこちょことオーデェンスが集まりつつ、開始から30分もしないうちにミニの側面には白いお花が。

すごいー!可愛い!イエローのボディに白いお花がとても映えてる!

重ねた色の透け感もそのまま綺麗に発色していて、これは消すのが勿体無くなってしまうレベル。

ちなみにオフしたい時は水をかけると、こんな風にぺりぺりと簡単に剥がすことができます。

あまりの簡単さに感動していると、車も洋服みたいに気分に合わせて変えれたら、もっと毎日が楽しくなりそうだよねと友人。確かに車のカスタムってあまり気軽さがないから、こんな風にもっとカジュアルにできたら楽しめる幅が広がるのかもしれないなと思いました。

そのあとも友人は黙々と絵を描き続きけ、フロント部分にも大きなお花が咲きました。

完成系はこんな感じに。

例えば少し車の雰囲気を変えたい時に剥がせるペイントという選択肢は新しいなと思いました。車もその日の気分に合わせて気軽にカスタムできる時代になったらきっと面白いですね。

カスタムに限らず、こういったペイントは車のイベントやモーターショーとかでも相性が良さそう。車がどんどん変化していくライブ感を楽しむことが出来るはずです。車×グラフィックアーティストという新しい組みあわせ、如何でしょうか?次回のモーターショーにアーティストの起用など、ぜひご検討くださいませ。