「え!なんかデロリアンみたい」

文・写真/水上みみ

タイトルはですね、先日友人が乗っている車を見た時の私の第一声です。その友人とは高校くらいからの付き合いで、最近はコロナのせいでなかなか会えておらず久々の再会。待ち合わせ場所まで車できてくれて、その子の愛車と初対面した際の私のコメントでした。

友人が乗っているのは1980年代に発売されたいすゞのピアッツァ。
実際に映画バックトゥザフューチャーのデロリアンのデザイナーを務めたジウジアーロがデザインしたらしく、和製デロリアンとも呼ばれているらしい。
あと、いすゞって乗用車も出してたんだ!という驚きも。トラックのイメージが強かったいすゞですが、20年くらい前までは一般車の製造販売を行っていたそうです。

車体の形も少し特徴的な気がします。1980年代の国産車はカクカクした直線的な車が多いイメージだったので、その中で出てきたこんなフォルムは結構目立ったのではないでしょうか。

そしてこの車、インテリアがとても面白かった。ハンドル脇にたくさんのボタンが付いた未来的なデザインは運転席というよりもコックピットと呼んだ方がしっくりくるかも。

ボタンをよく見てみると一つ一つにマークがついていて、何を表しているのかなんとなくわかります。左側はエアコンや社内の温度調節で右側はライト系が集約してあるみたい。ウィンカーも一般的なレバータイプではなく、ピアッツァはパチパチと上下に倒すスイッチのような仕様です。このたくさんのボタンやスイッチを使いこなして運転する友人の姿を見るのが楽しかった。

ちなみに友人になんでピアッツァに乗ろうと思ったの?と聞いたところ、ジウジアーロのデザインかつ国産車でリトラクタブルライトの車を探したらピアッツァだったとのこと。国産車にこだわった理由としては国産車の歴史を再評価したいし、して貰いたいから。そして優れたデザインだったにも関わらず安全保安上封じられてしまったリトラクタブルのデザインに触れてみたかった、という熱い気持ちを明かしてくれました。(ちなみにピアッツァはリトラクタブルをさらに逆張りしたほぼ意味のないリトラクタブル。だけどそこがかっこいい!!とのこと)本当はもっといっぱい書きたいのですが文字数オーバーのため今回はこのへんで。
ピアッツァに限らず個性ある車に乗っている友人が周りに何人かいるのでまた機会があれば若者世代の車事情ご紹介したいと思います。