連載 この夏、ヤマハマリンクラブ「シースタイル」で“海遊び”デビューする!
その5「いよいよ初航海! ライド&クルーズ」編 
新米キャプテン、期待と不安のなか…
みなとみらいまで初航海!

取材協力/ヤマハ発動機株式会社、横浜ベイサイドマリーナ株式会社
文/河西啓介(EIGHTH編集長) 写真/安田慎一

これまで“マリンアクティビティ”に無縁だったアラフィフ男……ことEIGHTH編集長カワニシが、ふとしたきっかけからその面白さに気づき、「船舶免許を取ろう」と決意。2級船舶免許を取得し、いよいよ初めてのクルーズへと出航!

片道1時間のショート・クルージング

前回の記事では“ライド&クルーズ”のツーリング編をお届けしましたが、いよいよ初クルーズ! 横浜の「ベイサイドマリーナ」に今回同乗するアイちゃん、知世ちゃん、イケメン東大生の石野くんとともに集合し、まずはヤマハのレンタルボートクラブ「Sea Style(シースタイル)」でレンタルの手続き。

今回借りたのはヤマハ「SR320FB」というクルーザー。全長10.25m、キャビンの上に“フライングブリッジ”という2階部分を持ち、最大12名まで乗ることができる。初航海にしては・・・いやいや、むしろ記念すべき初航海だから! ちょっと贅沢なボートを選んでみた。ちなみにレンタル料は平日3時間で¥85,000〜※。たとえば10人で借りれば1人1万円弱、というところだ。 (※レンタル料金は利用日/利用時間によって異なる)

横浜ベイサイドマリーナのクラブハウスで航海の手続きを行う。

今回のクルーズは、横浜市金沢区の「ベイサイドマリーナ」から横浜みなとみらい地区まで。みなとみらいの“ぷかりさん橋”に船を留めて下船、ランチをとったあと、ふたたびベイサイドマリーナへと帰ってくるというプランだ。

近くない? と言うことなかれ。ベイサイドマリーナからみなとみらいまでは、ゆっくりクルーズして1時間ほど。つまり往復2時間。初航海のキャプテン・カワニシ、その他のメンバーも“船ビギナー”であることを考えると、ちょうどいい距離だ。そもそもキャプテンはまだ“船酔い”が克服できていないのである(汗)。

クラブハウスで航行の手続きを済ませたら、いざ初クルーズへ!

ラウンジシートを備える、ヤマハSR320FBのフライングブリッジ

波を超えるのはオフロードバイクに似てる?

今回の初クルーズ、実はカワニシ的には不安があった。「2級船舶免許」を取ったとはいえ、講習と試験以外で海に出るのは“初”である。つまりまだ“ペーパー船長”状態。ボートの離岸、着岸、さまざまな船が行き交う海上でどう船を走らせたらいいのか?など、とても心配だったのだ。

ということで今回は“路上教習”?という意味合いも込めて、教官に同乗してもらうことにした。4級航海士でインストラクターの黒瀧 勤さんだ。これでまさに「大船に乗ったつもりで」航海に出ることができる!

航海士の黒瀧さんに教わり、なんとか航海デビューを果たした新米キャプテン。
※インストラクターはウエストベルトタイプのライフジャケットを着用しています。

黒瀧さんに操船やマリーナ周辺でのローカルルールなどを教えてもらいながら出航。アイちゃん、知世ちゃん、石野くんもフライングブリッジで海風を受けながらテンションが上がっている。

マリーナおよびマリーナのある根岸湾内では周りに注意しながらゆっくりと進み、東京湾に出たら徐々にスピードを上げていく。アクセルレバーをオープンにすると、250psを発揮する大型4ストローク船外機を2基搭載しているSR320FBは力強く加速していく。

クルーズに付き合ってもらったアイちゃん(左)と知世ちゃん(右)

穏やかな印象のある東京湾だが、潮がぶつかり合うところでは思いのほか波がある。ときおり船体にドン、ドーンッ!という衝撃を受けながら、大きな波しぶきを上げて進んでいく。

250psを発揮するヤマハ製船外機を2機備える。

「なにこれ〜っ! リアルなアトラクションみたいっ!! 楽しすぎるっ!!!!」と、特に女子2人は大はしゃぎ。最初は慎重だった新米キャプテンも、次第に楽しくなってきた。ボートで波を越えていくのは、オフロードバイクでギャップを越えていく感覚と似ている。ビビってアクセルをゆるめると却って不安定になる。波を読みながら、アクセルを開け、ステアリングをしっかり保持していれば思う方向に進むことができる。

大きく広がった「移動する」愉しさ

ベイブリッジをくぐり横浜港へ。海上から出ないと見られない風景だ。

ベイブリッジをくぐり、無事に横浜港へ。みなとみらいの「ぷかりさん橋」に着岸し、船を係留する。予定通り1時間弱のクルーズだ。船を降り、さん橋のターミナル2Fにあるレストランでランチ。みんなクルーズの興奮冷めやらぬという感じで、話がとまらない。

ぷかりさん橋のレストン「ぴあ21」でランチ。
イケメン東大生の石野くん。サッカーで日焼けした姿が海に似合う。

ランチのときにようやく気づいたのだけど、そういえば、ぜんぜん“船酔い”していない! 波を受けてそれなりに揺れたのだけど、操船に集中していたせいだろうか? 適度な緊張感、そしてなにより「楽しさ」が勝って、船酔いしてるヒマがなかったようだ(笑)。

ランチを終え、再びベイサイドマリーナへと向かう帰路、ようやく「船を運転できるようになったんだなぁ」というよろこびと感激がこみ上げてきた。3ヵ月前、初めて「シースタイル」の体験試乗会に参加させてもらったときは、まさか自分が船舶免許を取り、こうして“キャプテン”としてクルーズに出かけるなんて、まったく想像していなかった。

ぷかりさん橋に着岸し、マドロス(死語?)を気取る新米キャプテン。
SR320FBのメインサロン。キッチンやパウダールーム、エアコンも備える。

いままでクルマやバイク、自転車でいろんなところに出かけたけれど、これからは「海」というフィールドが加わる。行ってみたいところ、そこにアクセスするためのルート、“移動”の選択肢と愉しみは大きく広がるだろう。

アイちゃん、知世ちゃん、石野くん、同乗したメンバーがみんなよろこんでくれたのもうれしかった。バイクに乗れるのは1人か2人、そこには少人数ならではのプライベートな愉しみがあるのだけど、船のクルーズにはそれとは全く違った、大勢で体験を共有できる愉しさがあるのだと実感した。

さあ、次のクルーズはどこに行こうかな?

※今回は取材のため特別に許可を得て船長を派遣し、航行しています。
※横浜ベイサイドマリーナで初めてレンタルされる場合は、事前に「安全レクチャー」の受講が必要です(https://www.ybmarina.com/cruise/seastyle/)。
※また、シースタイルの大型艇「SR320FB/SR330」をご利用される場合は、利用日にレンタル時間内でのヘルムマスター講習を受講していただく必要があります。

[ヤマハマリンクラブ・シースタイルの詳細はこちら]

https://sea-style.yamaha-motor.co.jp/