自転車に、心から萌える。

モデル/タレント/スポーツトラベラー 福田萌子

聞き手/河西啓介(EIGHTH編集長) 文/大倉一彦(EIGHTH) タイトル写真/鈴木秀俊

「自転車が好きで好きでしょうがない」・・・このインタビューで強く感じた彼女の印象。
福田萌子、沖縄県那覇市出身。モデルやタレントとして活動するかたわら、ロードバイクをこよなく愛し、多くの自転車イベントやメディアでも活躍中だ。自転車を純粋に楽しむ姿は、モデルとしての華やかなオーラとはまた違う輝きを放っている。そんな〝サイクリスト 福田萌子〟に自転車への想いを語っていただいた。

EIGHTH:自転車に乗り始めてどのくらいですか?

自転車に乗り始めて、5年目かな。きっかけは屋久島で100キロ走るサイクリングイベントに誘われたことでした。

EIGHTH:いきなり100キロ! 結構な距離ですね?

気持ちいい風に吹かれながら山中湖をツーリング。

ですよね~(笑)。でもマラソンの経験はあったし、元々スポーツはしていたので「おもしろそう!」って真っ先に思っちゃったんです。とは言え、私の出身地・沖縄は完全にクルマ文化。ママチャリですら数えるほどしか乗った記憶がないくらい自転車は未経験・・・。しかもいきなりロードバイクで100キロ・・・。ポジションもママチャリとは全然違うし、ふつうなら躊躇しますよね。でも、私の場合は自転車経験がないことがかえって良かったみたいで、いろいろ知らなかったからこそすんなり受け入れられたのかもしれません。

世界遺産である屋久島の雄大な自然の中を、自分の身体を使って風を切って走る。いままで知らなかった世界にもうとにかく感動しかなくて、急な上りですら楽しくて。

EIGHTH:屋久島のサイクルイベントに出て完全にハマってしまった?

もう、一撃でしたね!すぐに「じゃあ、次は何に出ようか?」って話になったほど(笑)。サイクリングイベントとロードレースの違いもわからないまま、ニューヨークの街を封鎖して2万人が自転車で走る「BIKE NEW YORK」から、「ホノルル トライアスロン」と立て続けにチャレンジしました。ランとスイムは経験があったので、自転車だっていけるはず!となぜか自信があったんです(笑)。

過酷なハーフアイアンマンレースにも挑戦。

EIGHTH:いまではすっかりレースにも出るようになったとか?

先日も栂池(つがいけ)サイクルクラシックやMt.富士ヒルクライムに参加したんですけど、私の中ではレースという意識はまったくなくて、あくまでもサイクリング。新鮮な空気を感じつつ、美しい景色を楽しむことがいちばんの目的なんです。

EIGHTH:女性ライダーって上り好きの方が多いですよね?

上りはスピードが出ないから安全に乗れるし、ちゃんと身体全体を使って力を出し切れるという点に魅力があると思っています。ゆっくり走ることで景色も楽しめるし。平地より息は上がってしまうかもしれないけど、それでも安全を重視するというのが女性の志向なのかなって思いますね。

EIGHTH:女性が自転車に乗ることで、どのようなメリットがあると思いますか?

う~~ん・・・。いっぱいありすぎて何を言ったらいいか(笑)。もう、ホント、メリットしかないです!

自転車で走る時って太ももの大腿四頭筋を使うのと同時に、ポジションを維持するために身体を支える背筋や腹筋も意識しなきゃいけない。つまり、全身運動です。太ももや背中は身体の中でも筋肉が多い部位なので、この筋力がアップすると脂肪燃焼効果が高まる。シェイプアップには間違いなく良い効果をもたらしてくれると思います。

よく女性から「自転車って足が太くなるのでは?」と聞かれますが、「太くなりません!ペダルをクルクル回すサイクリングは、むしろ脚が絞られて細くなっていくんです!」と即答しています(笑)。

EIGHTH:女性といえば、女性用ウェアもどんどんオシャレになってきましたよね?

ウェアも最近バリエーションが豊富なので、いろいろ集めてコーディネートを楽しんでいます。サイクルパンツのパッドに抵抗がある方もいると思うけど、最近はお尻にすごくフィットするタイプが増えてきました。外から見ても全然違和感がなくて「これホントにパットが入っているの?」と思っちゃうくらい。ちなみに私は、カフェにサイクルジャージでフツーに入っちゃったりします(笑)。

女性のバイクウェアには「こういうのが欲しい!」というイメージがあるので、いつかウェアのデザインにもぜひ携わってみたいですね。

EIGHTH:現在のマイバイクは?

ロードバイクは、Cannondale(キャノンデール)とS1NEO(エスワンネオ)。それとe-bikeのBESV(ベスビー)に乗っています。BESVは街乗り用のクロスバイクで、ちょっとコーヒーを飲みにいくとか、川沿いにサイクリング行きたいなという時に気軽にフラッと乗っています。あと、ちょっと筋肉痛の時とか。電動アシストだから身体にやさしい(笑)。

そうそう、この間BESVのロードバイクで富士あざみラインを走りました。ふつうのロードバイクなら足をついてしまいそうになる激坂も、e-bikeだと上りきれちゃうんですよね~。人力と電動アシストとはもちろん違いますが、「上り切った」のは同じ。

自転車の楽しみ方は人それぞれで良い、と思うんです。スピードを出している時の気持ちよさももちろんありますけど、例えば自然の景色を楽しみたいとか、長い距離や上りを最後まで走り切りたいとか。自分に合った楽しみ方を見つけることも自転車の魅力だと思います。

EIGHTH:話題は変わりますが、クルマを運転することもある?

沖縄がクルマ社会だったので、生活の中に当たり前にあるものでしたね。いまは都内だと道が混んでいたら電車を使う、気持ちよさや気軽さで自転車とかいろいろ選択肢があって、クルマもその1つという感じ。そう言えば最近、自転車の前輪を外さずにサッと積めるクルマを購入したんです!自分のライフスタイルをサポートしてくれるクルマを選びました。

EIGHTH:わかる!自転車乗りのクルマ選びってそうなりますよね。車種はなんですか?

メルセデスのGLC・・・自転車が2台乗せられることがポイントでした。自転車イベントに参加するのに、クルマはやっぱり便利ですね。サイクリングをより楽しくしてくれます。最近は安全装備や自動追従などの機能が充実していて移動の疲れも少ないし、渋滞の時はホント助かるんですよ。クルマ同士の間隔を自動で調節してくれるので心強いですね。

冨士ヒルクライムでのショット。クルマを買ったのも、自転車のため!?

EIGHTH:やっぱり自転車中心のライフスタイルなんですね(笑)。これから新たにやってみたいことはありますか?

思い立ったらすぐ行動するタイプなので、「いつかやりたい」ではなくて、「いつやろうか」と考えます。昨年、サイクリングロードが発達している国を自転車で走りたいと思って、『1人オーストラリア 5日間弾丸旅』を決行!サイクリングの聖地でもあるメルボルンは自転車専用道路がとても広く、郊外はもちろん街中もとっても走りやすくて、幸せな体験ができました。

EIGHTH:サイクリングロードなどの海外情報はどうやって見つけていますか?

すべて成り行きです!(笑) オーストラリアに住んでいた知人に噂を聞いて、出発の5日前にチケットをゲット。現地に着いてから近くの「Rapha」のショップを訪ねたら、なんと現地スタッフの方が私のInstagramのフォロワーさんだったんです!おすすめのルートやスポットをていねいに教えてくれて。おかげで素敵な自転車旅になりました。

海外での自転車旅を通して感じたのは、自転車ってやっぱり良いなぁってこと。旅先で必ずランニングをするんですけど、まあ走っても10キロくらい。でも自転車なら行動範囲が全然違ってきますよね。ぐるっと観光地を見て回ることもできちゃうし、土地勘もつく。自転車で走っているうちに「自分の街」になっていくような感覚。旅先に自転車を持っていくのは、本当にオススメです!

サイクリング、トライアスロン、街乗り、そして旅。これからも女性目線で、自転車の楽しみ方をたくさん伝えていきたいですね。

EIGHTH編集長・河西と。「今度ぜひいっしょにサイクリングしましょう!」

福田 萌子 さん
沖縄県那覇市出身。スポーツをこよなく愛し、特にロードバイクがお気に入り。
ロングライドはもちろんヒルクライムなどのイベントでも活躍中。
数々のスポーツやエクササイズを日々ハードにこなすセレブモデルとしてバラエティ番組などでも話題に。
現在、アディダスのグローバルアンバサダーも務め、
女性のためのマルチスポーツコミュニティ「adidas MeCAMP」のキャプテンとしても活動中。